留守番中や雨の日など、外で十分に運動できないときにペットが退屈そうにしていたり、エネルギーを持て余して家具をかじったりといったイタズラに困ったことはありませんか。
そんなときにおすすめなのが、頭を使って工夫しながらおやつを取り出す「知育玩具」です。これは単なる遊び道具ではなく、野生動物が餌を探す本能を刺激し、脳を活性化させることで認知症予防やストレス発散に大きな効果があると言われています。
難易度を愛犬・愛猫のレベルに合わせて選ぶ
知育玩具を選ぶ際に最も重要なポイントは、ペットの現在の学習能力に合った「難易度」を見極めることです。
初めて挑戦する子に対して、いきなり複雑なパズルタイプのおもちゃを与えてしまうと、どうしてもおやつが取れないことへのフラストレーションが溜まり、遊ぶこと自体を諦めたり嫌いになったりする可能性があります。
最初は、ボールの中にフードを入れて、鼻先や手で転がすだけでポロポロと出てくるような簡単な構造のものからスタートしましょう。これならすぐに成功体験を得られるため、遊びへの意欲が高まります。
慣れてきて簡単すぎる様子が見られたら、スライドさせたり蓋を開けたりといった特定の動作が必要なタイプへとステップアップさせていきます。少し考えれば解けるくらいの「程よい難しさ」を提供し続けることが、ペットの集中力を持続させ、長い時間楽しんでもらうための秘訣です。
素材の耐久性と安全性を必ずチェックする
愛犬や愛猫が一人で遊ぶことも多いアイテムだからこそ、誤飲や怪我を防ぐための安全性には十分な配慮が必要です。特に顎の力が強い中型犬や大型犬の場合、薄いプラスチック製のおもちゃだと噛み砕いてしまい、破片を飲み込んでしまう危険性があります。
そのため、噛む力が強い子には、耐久性に優れた天然ゴム製などの頑丈な素材を選ぶと安心です。
一方で、猫や小型犬の場合は、重すぎると動かすことができずに興味を失ってしまうことがあるため、軽い素材や爪が引っかかりやすい形状のもの、あるいは羽などの興味を引くパーツがついたものが好まれる傾向にあります。
また、フードやトリートを直接中に入れるため、衛生面も重要です。複雑な形状のものは汚れが溜まりやすいため、分解して丸洗いできるか、食洗機に対応しているかなど、使用後のメンテナンスがしやすい構造であるかどうかも購入前に確認しておきましょう。
飼い主さんと一緒に楽しむコミュニケーション活用法
知育玩具は「留守番中の暇つぶしアイテム」として非常に優秀ですが、飼い主さんが在宅中に一緒に遊ぶコミュニケーションツールとしても活用できます。
愛犬や愛猫が一生懸命考えておもちゃに取り組んでいる姿をそばで見守り、もし難しそうにしていたら少しだけヒントを出してあげたり、上手におやつを取り出せたら大袈裟なくらい褒めましょう。一緒に課題をクリアして喜びを共有することで、飼い主さんとの信頼関係もより深まります。
また、遊びとしてだけでなく、日常の食事の時間に活用することも可能です。いわゆる「早食い」をしてしまう子に対し、知育玩具を食器代わりにしてご飯を与えることで、食べるスピードを物理的に遅くすることができます。
結果、満腹感を得やすくなり、消化不良や胃捻転などのリスクを減らすことにもつながります。毎日の生活に上手におもちゃを取り入れて、心身ともに健康な状態を目指しましょう。
